hayaku metai.../加藤ふみえ

女の子っぽい名前ですが男です

【本紹介】「心を整える」ってどういうこと?

心を整える / 長谷部誠

今日はプロサッカー選手である長谷部誠さんが著者の
「心を整える」という本を紹介したいと思います。
この本は今から12年前に発売された本で、
当時私は高校1年生でした。
初めて読んだメンタル本でもあります。
12年間、この本の内容を実践できた時はうまくいき、
実践できなかった時は悉く失敗でした。
今も昔も大事なことって一緒なんだなと感じ、
「心を整える」を紹介したいと思います。
みなさんの大切な場面で、何かお役に立てれば幸いです。

■なぜ初めてのメンタル本にこの本を選んだのか?

私がこの本を手に取ったのは、
部活の試合や学校のテストで緊張のあまり思うような成果を出せず、
自分のメンタル面に課題を解決しようと思ったのがきっかけです。
当時の私は緊張のあまり夜も寝れない日々を過ごしていました!
これではいくら勉強や部活の練習をしても意味がないなと感じるようになり、
何気なく入った本屋さんで、タイトルに惹かれて買ったのが始まりです!

「心を整える」という本で私が好きなところは、
長谷部さんの努力量とプロ意識を感じ取ることができる点です!
高校1年生の時に、長谷部さんの真似をしてiPodMr.Childrenを聴いていた時に、
「なんだか自分も世界で活躍できる」と勘違いしたのを今でも覚えてます!
この大いなる勘違いのおかげで、徐々に部活の試合で成果が出始めたり、
勉強でも大学に行けるくらいまで学力を上げることができました!
社会人になってから久しぶりに読み返してみると、
「うわ、全然長谷部さんに負けてるじゃん」と思ってしまいました(笑)
プロの基準の高さを知るとともに、
改めて自分もプロとして、長谷部さんのように日々のこだわりも持って取り組もうっと思うようになりました!
月日が経っても色褪せないプロ意識とこだわりが詰まっているのが、
「心を整える」の魅力です!

■「心が整った状態」とは?

この本は「忙しくて疲れが溜まっていて、
ベストパフォーマンスが維持できない」という方にオススメです。
そもそもタイトルにもあるように
「心を整える」とはどういうことなのでしょうか?
「心」という言葉は本書のキーワードです。
そして「心」と「体」は密接に関わっています!
日々の行動から「体」を整えていくことで、心が整い、
常にベストなパフォーマンスを発揮できるという順番です。
長谷部さんはワールドカップなどの試合を想定してますが、
人によっては大事なプレゼンなどの身近な場面に置き換えて考えてみてください
心が整っている状態は以下の二つの状態のことを言います。

  • モヤモヤした気持ちがなく、目の前の事に集中できる状態
  • 絶対に負けないという自信に満ち溢れた状態

本の中にも
「モヤモヤを沈めていく」「絶対に負けない」
といったフレーズを頻繁に目にしました。
次の章で、どうやって心を整った状態を作っているのかをまとめたいと思います。

■心を整えるために実践していたこと

本の中には長谷部さんの「56の習慣」が紹介されています。
今回は私が特に印象に残っている習慣を
三つに分類して紹介したいと思います。

①1人の時間をマネジメントする

長谷部さんは1人の時間をとても大切にしています。
主に第1章や第6章についての内容になります。
この時間で自分の気持ちの整理や身の回りの整理整頓にを行っているそうです。
これらは良い睡眠をとることに直結しています。
睡眠の質が良ければ、
次の日のパフォーマンス上がりやすくすることができます。
まさに、勝負は前日の夜から始まっているのだなと感じました。


長谷部さんは試合の移動中の時間の使い方もすごいです。
本では「音楽の力を借りる」と書いてあります。
長谷部さんはMr.Childrenのファンで、
「終わりなき旅」という歌が一番お好きなようです。
150ページには「長谷部誠によるMr.Childrenベスト15」があります。
試合会場に着くときに一番ピークが来るように、
バスがスタジアムに到着する時間に
「終わりなき旅」が流れ終わるようにしているそうです。
私もこの長谷部さんのルーティンに影響を受け、
試合や大切な会議があるときは、
テンションの上がる音楽を聴きながら、会場に向かうようにしています!
会場についてからギアを上げて行くのではなく、
移動時間にギアを上げておくことで、
会場では目の前のことにのみ集中することができます!
これはオススメなので、
好きなアーティストがいる方は是非試してみてください!

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②競争は自分の栄養になる

第2〜4章は、長谷部さんのサッカー選手らしい一面が垣間見れます。
「絶対に負ける気がしない」「このポジションは譲らない」
こういった闘争心を掻き立てるような表現が多く用いられています。
日本代表やドイツリーグのレギュラーで活躍するためには、
厳しいポジション争いを突破しなければなりません。
ただ、長谷部さんは大事な場面では
自分が選ばれる自信があるとおっしゃっています。
日々のハードな練習や私生活の一つ一つのこだわりが、
この絶対的な自信の裏付けていると感じました。
そして、この過酷な競争に真っ向から勝負を挑んでいるのが印象的でした!
53ページに「苦しいことには真っ向から立ち向かう」とあります!
苦しい時こそ成長できるチャンスと捉えているのが、
世界で活躍できる原因だと思いました!

その反面、チーム全体のために繊細な行動もしています。
メンバーをよく観察し、自分から積極的に話しかけていたそうです。
68ページに「「集団もバランスや空気を整える」というフレーズがありました。
日々の会話から、相手の考えやコンデションを素早く察知し、
今の自分がチームのために何をすれば良いのかを逆算しているそうです。
周りに対する気配りの姿勢が、
長年日本代表のキャプテンを務めた所以だと感じます。

③ノートで記録する

主に第5章の内容になります!
長谷部さんは勤勉な方で、移動時間や空き時間に読書をし、
気になったフレーズを細かくノートに記録しています。
後で見返してもわかるように綺麗に残しているそうです。
第5章のタイトルは「脳に刻む」。
長谷部さんは「忘れっぽいから」と書いていましたが、
大事なフレーズを自分の中に残し、
常にアップデートする姿勢が素晴らしいと思いました。

読書のほかにも、監督の手法もノートに記録しているようです。
これは引退したらサッカーチームの監督を行うときに備えてだそうです。
この本を初めて読んだ高校生の当時は、
現役時代の時に引退後のことを考えるなんてすごいなと、
あまり自分ごとにできなかったのを記憶しています。
今、改めてこの部分を読む返すと、
未来を描いて努力できるのは本当にすごいと尊敬しています。
私も将来のために今から行動しようと思いました。

■まとめ

本書を初めて読んだ高校一年の時、
本の内容を実践して
私は長谷部さんになったような感覚になりました!
今回改めてこの本を読み返した時、
改めて大切なことって時代が変わっても変化しないと感じました。
そして、長谷部さんの努力量とプロ意識を感じ取ることができ、
自分も「プロとして世界で活躍できる人間だ!」と勘違いすることができました!
時代を超えて大いなる勘違いをさせてくれる本はなかなかないと思います!
是非、皆さんもこの本を読んでみて、私のように大いなる勘違いをしてみてはいかがでしょうか?

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